ああ増えていく増えていく

増えるのは、モノか知識か経験か?  山と街と頭の中のあれこれ。

実物のドラウトゼファーはそんなに変な色じゃなかった…

こないだファイントラックのドラウトゼファーの記事を書いた時に「ネットでの購入時に色を見たら青と赤は原色がちょっとキツくてバイバイ…」って意味合いの文を書いたんだけど。

先日山道具屋に行った時、何の気なしにというかまあルーティンラインでファイントラックのコーナーに行ったら青のがあって、意外にも?変な色じゃない。つかクールでいい色。

結果的に間違った表現をしてしまったわけだが、それにしてもネットでのあの色合いは何なんだ? ネット環境による色見え違いでもないしな。

というわけで、別に反省したわけでもないしする必要もないし負い目を感じたわけでもないが追加購入で、胸元全開クーリング用途でジップTを購入した。この形と青はよく似合う…ハイネックによる日焼け対策も有りと考えて買ったが、いずれにしろ顔や腕その他用に日焼け止め持ってって塗るんでハイネックはあんま要らんのだが、まあジップなんでハイネックになるのは仕方無いか。

いくら革新的な生地とはいえ胸元ガバァ!に勝る涼しさは無いんだけど、行動中はジップ閉じてるほうが当然肌面の汗処理はいいんで、開けるのは登り続け中のひと段落時とか、下り時に胸元開放走りで涼しさ倍増とか、山頂到着時に大開きして達成感開放感、腰に手当ててハハハと笑う、って感じのアクセント的な涼しさになるのかと。


いやほんと、そのためにジップがあるんじゃないか、ってくらいに。黒戸とか早月とか地蔵とか、とにかく登り尽くしで樹林帯長し、って所ではいいだろうなあ…


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  1. 2018/06/17(日) 22:50:59|
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汗をかかないシャツ ドラウトゼファー

ま、ちと言い過ぎの感はあるけれど。

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前評判というか、暑い夏本番前評判がいいんで買って着てみたら、ほんと良かった。

ちなみにレビューじゃないんでそれを求めてる人には関係無い話です…


ネットで購入するにあたり、気持ちもアガるし明るい色にしようと当初は思ったが見たらうわあ、その方面はキツい色しか無い…赤色2号とか青色5号とかの着色を連想させるいかにもな原色で、結局消去法でアイボリーブラックにした。まあこの色はなかなかいい色。形は使い回しやすいんで半袖Tシャツ。走り用なんでノースリーブも考えたが肩の日焼けが気になるお年頃。サイズ感は日本メーカーのファイントラック、いくつも持ってるんで分かる。


で、届いた。まずは手に取ってみて、軽い。

そして着てみて、軽い。生地がしなやか、柔らかい。シルキーとまではさすがに言えないが、ナイロンのやさしさとはこういうことなのか。昔たしかマルクス兄弟の映画の会話で「シルクのような肌触りですね」というおべっかに「来年はナイロンになるだろう」ってにべも無い応答のシーンがあったが…あと、生地が薄くてストレッチあるんで着用が楽、するっと着れる。

それと涼感がある。ユニクロのエアリズムをはじめとするあの手のひたひた密着的冷涼感ではなく、山ウェアでも同様にひたひた冷涼感のあるシャツはあるけれど、このシャツがあくまでも涼感として収まってるのは汗処理を目的とした糸と織り方の妙か。


で、何度か走ってみた。スキンメッシュは着ないで単体着用で。

ま、全く同じ時に別のシャツを着て比較するのは双子や三つ子じゃない限り無理なんで、別の判断材料として、走る時はいつも同じ帽子を被ってるんだけど、その帽子の額から汗が流れ落ちてサングラスにちょくちょくポタポタ落ちる、程度の最高運動強度で2時間、似たような天候の日に走った時の、ドラウトゼファーと持ってる他のトレラン向きシャツの比較、というかドラウトゼファーの優点。トレランザック着用。


通奏低音としてあるのは、汗をかいてる気がしない、ということ。もっと言うなら着てる感じがしない、ということ。

生地の軽さとしなやかさ。裁断の良さもあるだろうし、ストレッチ性にしても、テンション掛かって伸びるような感じじゃないんで引っかかりのようなものが無い。

走ってるんでもちろん汗はかいてるんだけど、それが軽さやしなやかさを妨げてる感じがしない。重さや鈍さを感じない。

胸のあたりは汗濡れがうっすら広がるくらいでべた付かない。トレランザックの2本のチェストストラップの下のほうが胸の汗の下降を押さえてるのかもと思って外して走ってみたが、まあ少し、逆三角形の汗濡れが落ちては来るけど、それも先っぽが8cmくらい下がる程度で、他のシャツなら腹まるごと濡れて来るくらいの運動強度なのにその程度で収まってる。

また、先に述べたように、帽子から汗が滴る、つまり頭部は熱感があるのに上半身は火照ってない。汗処理能力とは汗の排出力だけではなく発汗自体を抑える工夫のことでもあるのかと気付く。

背中も、トレランザックと肌の間の部分はもちろん、その下も裾まで濡れてるけど、他のシャツなら裾にびちゃびちゃ汗が溜まってるのにそこまで行ってない。


走り終えてひと段落すると、シャツの胸元に手を触れればまだ濡れてるけど、手をシャツの中に入れて胸肌に当ててみると全く濡れてない。

まあ汗をかけば、乾いてもその生地部分は残された何かの成分によって、うっすらと色が濃くなるし、端っこは塩が溜まって白く轍が出来るんでまっさらのようなままというわけでは無いけれど、それは他のシャツでも同じこと。


これだけ速乾性と涼感があると夏の高山や低温下では動きを止めると少し寒く感じるかもしれないが、そこはスキンメッシュとの併用で問題無く、ということだろう。

まあただ、スキンメッシュを下に着るとドラウトゼファーの肌触りは楽しめないし、身体の動きという意味でのしなやかさはスキンメッシュが基盤になるわけで、その辺はしなやかさよりも汗(冷え)処理という「危機管理の根っこ」を優先するかどうかというところだろう。別にスキンメッシュ着なくても済むならそれに越したことはないわけで、スキンメッシュは「シャツの下に着るウインドジャケット」と位置付けて、ザックに入れといて荒天になったら着込むという発想でもいいとは思う。

スキンメッシュが恒常性の維持を目的にするのに対して、ドラウトゼファーは爽快感の維持にこだわって作られたというイメージ。


とにかく爽やかさがずっと続く。ふと浮かんだ言葉は「多い日も安心」とか「一日中さらさらの気持ち良さ」とか、まるで生理用品の広告の文句みたいだけど。別に嫌ァな冗談を言ってるわけじゃない。自分が生地の開発者だったら生理用品の仕組みを逆の意味で参考にするだろう。


軽やか、しなやか、爽やか。それを維持するために、抽象を具現し、理想を現実にし、無理を道理に変えたわけで、ほんとよく作るよなあ、と感心してる次第。


一気にダダダダッと書いて来てまあアラもあるかもしれないけどとにかくベタ褒めになっちゃってて嘘臭く感じるかもしれないし実際過剰気味かもしれないけどそんなことはどうでもいい、言いたいことは、とにかくみんなにどんどん着てほしい、ということ。そしてそのみんなが「このシャツ最高! 色以外は…」って声高に言ってくれれば、色については重い腰を上げないファイントラックもようやくまともな色を出すようになることを期待してる、ということだ…


  1. 2018/05/15(火) 18:04:58|
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ULザックの一部としてのノーバン14





この春に出たアークテリクスのトレラン用ベスト型ザック。いかにもアークな見た目! に食いついた人は多いだろう。もちろん俺もその通り。

ただ、このザックをネットで最初に見た感想は「フリーライトじゃん!」

以前から好きなULメーカーであるフリーライトのザックに似てるところに好感が持てた。フリーライトがトレランザックを作ったらこんな感じかなって。ま、実際に作ったらこれとは違う出来上がりになるだろうけど。

つか、フリーライトを好きなのも、フリーライトを知る以前に頭の中で漠然とした好ましいシンプルザックのイメージがあってそれが具現化されてたからなんだけど。つまりそもそもこういった雰囲気が好きなんだよね。


それはともかく、このザック自体のこと。


このサイズ/ニュアンスのトレランザックを持ってなくて求めてたこともあり、とはいえ現物を見て背負ってみなきゃ分からないんだけど、山道具屋にふらっと寄ったらこれがあって、ああ即決。でも店にある商品で荷詰めたりして細部を確認して。

生地と見た目はいわゆる「アークの張りと艶」ですね。相反同混の魅力。柔らかそうなのに芯を感じさせる張り。マットな質感なのに艶っぽい。

ポケットは無駄と無理がない、つまりあれこれ入れてしまう余計なところが無く、出し入れしやすい数と位置。

防水仕様は、どうせそのうち浸水するようになるしどっちでもいいけど、雨でも保水せず重くならない生地という意味でいいと思う。

付属のハイドレーションはソース社製、口元回しでロックが掛かるんで便利。後日初使用時に分かったことだが、入れた水に付くゴム臭?は、ハイドラパックほどキツくない。

抜群のフィット感との触れ込みだが、ま、フィットさせるコードは脇下にあるが荷動きを抑えるバンジーコードなどは無いし、フィット感と荷揺れ対策は違うんでそこまででもないか。まあこれは広告表現が過ぎているだけで、大きめサイズながら走っててもちゃんと安定してるんで問題無い。それにコードとかあれこれあるとザックがカッコ悪くなるから要らない、ふふふ。


総じて、いいところにまとめて作ってあるなー、との印象。同じくらいのサイズの、名品と評されるラッシュ12とは対極の位置にあるとも言える。


で、このザック、トレラン用となってるけど、やや大きいサイズのこともあってULザックっぽくもあるんだよな。冒頭でもちょっと触れたけど。

ULっぽいというのは、目的ではなく在り方という意味。つまり、トレランのためのザック、スピードハイクのためのザック、って表し方ではない、ということ。ULのためのザック、ってなんか意味おかしいでしょ?

ULザックの、ロングハイクに必要・適合という部分ではなく単なる軽さ、快適さ、無駄のないシンプルさ。それで走れる作りになってて、まあ今風トレランザックの在り方ではあるんだけど、トレランザックの大きいの、という流れじゃなくてULザックで小さめでちゃんと走れるやつ、って感じで。


トレイルへの出向き方は人それぞれだろうけど、自家用車とかでなく公共交通機関で行くなら、春秋なら宿(山小屋ではない)を使っての1泊山旅なんかにはピッタリじゃないか。例えば伊豆、初日にのんびり天城山縦走路ハイク、二日目に伊豆山稜線歩道ランとか。夏の高山なら山小屋やテントからのアタックザックまたはアタックランザック用に。冬の日帰り低山歩きでも移動の際の防寒着が入るしな。


いいザックかどうかの決め手はいろいろあって、使用目的優先でそれにピッタリ合う物のこともあるし、まずザックありきからいろんな使い方を見つけられる物のこともあるんだけど、このノーバンは後者において大いに存在感を発揮すると思う。ユーティリティプレーヤーというか、いい意味での遊軍。


うん、これ、やっぱ相当いいザックだぞ。


  1. 2018/05/03(木) 19:50:43|
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バイケイソウトレイル 2018.4

そんな名前のトレイルは無いんだけど。






バイケイソウとコバイケイソウの違いは花に出て、






バイケイソウは緑白色、コバイケイソウは白い花を咲かせるが、






花なんてどうでもいい、この葉っぱの美しさが見れればいい。


そんな毎春の山歩き。


  1. 2018/04/24(火) 13:50:35|
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渋谷 シュテルネ

久しぶりのバー、新しい店、いつもの店主。

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  1. 2018/03/16(金) 18:23:25|
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沼津アルプス 北から歩くか南から歩くか

こないだ、もう十何回目かの沼津アルプスに行ったんだけど。縦走したり途中で降りたりとその時の気分や状況に応じて好き勝手に。

初訪は6年前くらいか。縦走しようと思って、沼津駅から黒瀬登山口に行き南行で多比に着きバスで沼津駅に戻って駅前のホテルに泊まり、翌日早起きして今度はバスで多比に行って北行し黒瀬に着いて沼津駅に戻ったんだけど。

ここの全山縦走の定義は、北の黒瀬登山口〜南の多比バス停。大平山に寄るかどうかは展望も無いしどっちでもいいかな。


で、その初訪時から今回まで、ここを歩きながら一度は考えるんだけど、ここ、北行と南行、どっちがいいんだろう?

もちろん、「どっちもやればいいじゃん」って考えもあるだろうしその通りなんだけど、一回きりの訪問としてどっちを選ぶか。単純にどっちのほうが面白いか。最初から2度行くつもりで訪れる人もそうそういないだろうし。あ、俺がそうか…

まあそれはともかく、行ったことある人は景色分かってるだろうし、行こうと思ってる人に写真見せるのも感動減じさせてなんだから文章だけで。


初訪時から思ってたことだけど、最初に結論を言えば南行がいい。もう少し開くと、割合としては、

「景色を楽しむなら北行、歩きを楽しむなら南行」

ってことになる。


個人的な好みの、南行の長所。

1.沼津アルプスの山並みがより多く見渡せる
2.横山手前・徳倉山手前・小鷲津手前の急坂を下らなくて済む
3.最後は明るい山道〜のんびり田舎道〜海で締めくくり
4.沼津駅までバスでのんびり帰れる


1→まあ低山なんでさほど縦走路の眺めは良くないが、それでも北行よりは南行のほうが先行きの眺めを把握出来る要素は多い。千金岩あたりからの鷲津と小鷲津の眺めなんかすごく良い。

2→急坂は、登るのが嫌か下るのが嫌かは人によりけりだが、危険度を考えると下りは避けたほうが賢明。

3→狭いながらも木漏れ日あって明るいウバメガシの稜線を経て登山道終了、ミカンとかの無人販売所がある民家道を抜けて多比に下って真っ直ぐ行くとコンクリ護岸ながら海があり、この一連の流れがなかなか良い。締めくくり感がある。北行で多比バス停に着いて最初に護岸の海を見に行く人はいないだろうし。

4→そして多比バス停から沼津駅に向かうバス。のんびり山行を振り返ったり。車内から沼津アルプスの山々が見えるし、途中から正面に富士山が見え、どんどんデカくなって来る。街道筋なんで周辺景色は雑多だが、沼津近辺や近郊他エリアでは「人間いたるところ富士山あり」って感じだから。そういえば『俗界富士』って写真集があったな…


まあ、富士山の眺めのインパクトとしては黒瀬登山口から10秒のところがMAXだと思う。うおお、富士山デケえ!って。


北行の長所と言えば、

1.登り始めが南面なんで気分がいい
2.富士山と南アルプスと海を、振り返らず見ながら歩ける


1→日当たり的に、こっちだと順光なんで明るさが引き立つ。縦走路の途中でも「陽だまり」的なニュアンスを感じれる。

2→景色については、あくまで南行に比べて進行方向によく見えるってことだけど。富士山はさほど多くの場所では見れないし。でも海は、途中で数ヶ所、沼津から西に続く弧を描く海岸線を踏まえた駿河湾が見えてダイナミック。南行でも海は進行方向寄りに見えるけど、やや入り江的な感じがある。


北行だと、中頃までは歩き的に気持ちいいんだけど、先に述べたように下りがキツいところが多く、横山から下って最後の香貫山とそれ以降は締めくくりとしてはさほどでもない。横山〜香貫山間の舗道歩きを縦走後半にすることになるし、尻すぼみになるというか。最初に歩いたほうが沼津アルプスのイントロとしてちょうど良い。


うん、やっぱ、

「南行で、景色をまめに振り返りつつ歩く。」

ってのがここを一番楽しめるだろうな。よし、それじゃ明日、また行ってみるとするか…


  1. 2018/01/25(木) 10:17:20|
  2. 山あれこれ
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大晦日のサプライズ

年末のいよいよ末の末、所用を済ませてもう後はうまいもん食べてひと寝して起きて蕎麦食べて年越しを…なんて考えてた夕方前。


そう言えば今日宅急便が届くな、指定時間は16〜18時。ピンポンってチャイムが鳴って、宅急便が…

あ!

宅急便→卓球→ピンポン…

問:宅急便はなぜ宅急便という名称なのか? 答え:「ピンポン」と呼び鈴を押すから!


この辺の一連の流れを一瞬にして思いついちゃった時に「うわあ」っ思って。「俺凄えな」と思って。「うひょひょ」って思って。「うひょひょひょひょ!」って笑って。


すぐに反面で醒めて考えもして、おそらくネットで溢れてるネタなんだろうけど、でもそんな外の奴らはどうでもいい。自分が思いついたことが大事なんで。うわあ気持ち良かったなあ!

俺のあの、ハッとしてgoo、な一刻はほんと素晴らしいものだった。

おかげで年末の末の末の末を気分良く過ごすことが出来てます…


  1. 2017/12/31(日) 18:03:45|
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強カワで シンプルで、ちょっと…なSILVA STRIVE10




初めて買ったトレランザックはマウンテンハードウェア(MHW)のフリューイッドレースパックベスト。

晩春初秋の山ランとか夏の帰宅ランに使ってて、まあ使いやすかった。

で、その気候には良かったんだけど、涼しくなるにつれてやはり容量的に足りなくなって来て、その上のサイズのものを探してて。フリューイッド6(6L設定だが10Lくらい入る)が妥当かなと思ってたんだけど、MHWばっかりってのもなあ他に何かあるかな、と思ってた時にネットでこのシルバのザックを知り、あれ? これ、ちょっといいんじゃね? と思って。トレランというよりアドベンチャーレース向けに作られたらしいんだけど。

トレランのレースに出るわけじゃないし、ユルめランベースでの使用なんで、見た目のシンプルさと容量が求めてたとこに合致する気がして。山歩きで、ザックに適当に荷物放り込んで山行く、てな表現があるけどあんな感じのトレラン版で、生地の厚さ強さがやや過剰な気もするけどいいんじゃないかと思い、実物を見ないで(置いてある店も無かったしね)ネットで買った。1年前の秋。


生地が強くしっかりしている。




見た目がカワイイ。



子供用リュックサックではありません(笑)


バンジーコードなども無くさっぱりした印象。ファスナー付きの胴部左右ポケット、本体下部のメッシュポケットと、背負ったままで手の届く小物入れ部も必要充分。


以上、強くて可愛くてシンプルなのが魅力的でいいんだけど、ただ使ってて、ちょっと……なところもある。実物を見ないで買ったからいけないんだけど、それは買い方の問題であって製品自体の問題は別のところにあるんで、以下に書いてみよう。


まあ、まずは、予想よりも重い。実測422g。これは生地がしっかりしてるから仕方無いんだけど、トレランザックであれば持った時に「やっぱトレランザック、軽りぃなー」と思うんだけど、このザックは「あれ? 重いな…」って持ち重りがする。ま、あんま薄い生地だとこのザックの可愛さが出て来ないんだけどね。


次に、ショルダーベルトにあるボトルホルダー。ここはストレッチ素材なんだけど、マチが無いんで、ボトルを入れると内側、つまり胸側のほうにかなり膨らんでしまう。素材自体が、同じような造りのザック(ラッシュとか)の他の物より伸びないのも影響してるだろう。入れ口部分の生地もさほど伸びないのも一因か。



のんきラン用途なんで山ラン途中の下界車道脇コンビニや自販機で買える500mlペットボトルを入れられるのが良かったんだけど(だからサロモンのザックはホルダーが狭いから要らない)、そういうのを入れると胸が痛い。もちろん自宅からそういったボトルを入れてっても同じこと。コーラのペットボトルなら尚更。屈強な胸板男子、あるいはやわらかおっぱい女子のいずれにせよ痛みは感じるだろう。いろはすとかのボトルならなんとか大丈夫だけど、ただいずれにしろ身体から「浮く」んでチェストストラップ含め安定感は減じる。

だから仕方無いんでそこに入れるのはペットボトルから中身を移したソフトフラスクか平らな面がある半円のボトル(オスプレー)。コーラは、このザックの時は飲まないことにした…


また、チェストストラップは任意の位置に合わせられるようにスライダー式になってるけど、接続部の摩擦度?がすぐにユルんでしまって位置がズレるようになった。使用中に左右の高さが合わなくなって来る。製品の個体差もあるのかもしれないけどそもそも個体差って言葉が嫌いだし、使って汗かいて汚れたら返品出来ないような個体差の製品は粗悪品と同じ(返品交渉をしたわけではない)。まあここも接着剤で固定するとか解決の手立てはあるんだけど、わざわざそういう手間を掛けたくはないよね。


あと、ザックの荷物の揺れを押さえるインナーコードは一部あるけど、ベスト型でシンプルデザイン故に、ザック自体を身体に引き付けるようなものは付いて無いんでフィット感の調整は出来ない。公称10Lと容量はあるが平面積は小さいんで厚みもかなり出るんでバランスはどうだろう。上半身ゴツめの人ならフィットして大丈夫だろうか。ネットで知る限りの日本で使ってるらしい数少ない?人達もそういう体格だ…




アドベンチャー系ランナーの意見を取り入れて作ったという触れ込みで、だからプロ〜セミプロの「最小」公約数的造りを目指したのかもしれないけど、それでもザックの基本としてもうちょっとフィット感に留意して欲しいところではある。ザックの方向性はいいけどパーツの選択肢&有無にやや「至らず感」がある、というか。

個人で初めてザックを作ってみた人が陥る失敗のようで、「ああそうか、世に出回ってる製品はそういうことだったのか」って思って2作目からはコツが分かって来る、的な流れなんだけど、当然これは個人が作ったものじゃないしなあ…

ま、だから結局その後、のんきも本気もOKのフリューイッド6を買い足したんだけど。


でも、いろいろあるけどそれはそれとして、今もたまに使ってるし、これはこれでいいんだよね。このザックを使う時にはさっきから何度も言ってるけどのんきベースなわけで、タイトなフィット感がさほど必要で無いこともあるし、ザックが先か気分が先かはともかくこのザックの見た目がまずはその大いなる助力となるし。部屋の壁に掛かってるザックの並びを見て、「あ、今日これで行こ」って。


単純に言うと、トレランザックの括りではなく、一般的なザックのトレラン寄り、と考えるとうまく行くだろう。ショルダーストラップに一般ザックにはほぼ付いて無い先付けのボトルホルダーがあるのはやっぱ歩きにも便利だし。ハイドレーション使うにしても、自分が持ってるオスプレーのあのやたら縦長のレザヴォア2Lが意外にも収まるし。

シルバがプロトタイプをノベルティとして関係者に配ったのが巡り巡って手に入った、って感じで考えるのが無考慮に買った人間の心の落としどころか。落としちゃいけねえか。

あるいはほんとに、子供リュックを大人が使うと考えると上手くまとまるかも…その程度の真剣さ、というか。ランドネ女子に合いそうなニュアンスでもある。自分のはサイズM/Lだけど、XS/Sもあるみたいだし。ただ日本で売ってるかは不明……

あ、フィット感の弱さはサイズ違いもあるのかもしれない…俺も上半身貧弱ではないけど、海外メーカーの製品に対して胸板/肩周り/胴体薄い日本人にはXS/Sのほうがいいのかもしれない。ただそっちの着用感は分からないし(なんとなく男には小さ過ぎるような気もする)、輸入元がどうしてM/Lしか入れてないのかは分からんけど、日本に置いてないのなら試着する術はないわけだが…まあM/Lで多少大きくても競技性とか関係無いならいいんだけどね。


いずれにしろ、このザックに似合う山行形態・気分がきっと見つかる、ような、気がする。俺は、見つけた、ような、気がする…買ったはいいけどちっとも使わなくなったザックもある中でちゃんと使ってるんだからね、うん。


  1. 2017/12/29(金) 08:39:12|
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途中下車の旅 富士山(を見に)


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  1. 2017/12/12(火) 20:33:48|
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いつまで経っても破れないダーンタフよ、さようなら…





以前、「破れたらタダで新品と交換になる」ダーンタフを、いくら履いてもちっとも破れない、という記事を書いたんだけど、それを読んでないと今回の記事の背景があんま分からないと思うんで、読んでない人はブログ内検索で「ダーンタフ」で探して読んでもらって、……


あ、読んだ? そういうことなんです。

で、その後も引き続き同様にダーンタフ2足をそれぞれ週に2回程度の頻度で履いてたわけだけど。


えーっと、あきらめました、破れるのを。


毛玉とかでどうしようもなくボロっちくなって来たし、生地が伸びるというか緩んで、履き心地もかなり悪くなって来た。ここまで来たら破れて新品と交換するまではなんとか頑張って履こう、とは思ってたんだけど。結局、いつまで経っても爪先とかかとがちっとも破れそうな気配が無いんだよ、もう5年以上履いてるのにな…


爪先。




かかと。




とはいえ、足裏の真ん中辺の左右、つまり土踏まずのあたりは凄く薄くなってる。かつてはここも真っ黒で厚かったんだけど。




左右均等?に薄くなってるのは、このダーンタフが(五本指ソックスみたいに)右足なら右足専用にはなってなくて都度左右どちらかに入れ替わったりで履くことになるから、両側がバランス良く?薄くなったんだろう。土踏まずではなくその外側の負荷。


ダーンタフの交換条件は、爪先かかかとに不作為でない穴が開いた場合なんで、この部分の穴開きはそもそも対象外なんだけど、薄くなってはいるがこの部分さえ穴が開いてない、というのも凄いことではある。

つか、それにしたってだからこそ足先やかかと部分の、「絶対に破れないようにしたからな」って黒々厚々ぶりはなんなんだ…元々の造りが違うからだろうけど、まさに一線を画してる。


ちなみに、知人からの貰い物で手元にある新品未使用ダーンタフはこんな感じ。そうそう最初はこうだったんだよな。




うん、古いやつ、やっぱ伸びてる…




街で履くほうが多かったとはいえ、週一で山に行く時に履くとしてもちっとも破れないだろう。山歩きの時のほうが爪先やかかとにかかる負荷は強いし、山向け靴の内側はスニーカーよりも硬いからそっちのほうがダーンタフへの影響は強いだろうけど、いずれにしろ相当履かないと傷まないよねえ。


ともあれ、穴開きの前に履かなくなってしまったダーンタフ。個人的経験から考える、その「お古」との決別の一般的な要因としては、


破れないから、

「破れる前に、単に飽きる」

あるいは見た目がどんどん悪くなるから、

「破れる前に、恥ずかしくなる」

または生地が伸びて来るから、

「破れる前に、履き心地が悪くなる」


ってところなんじゃないか。


つまり「穴が開かないから履かなくなる」という逆説めいた状況が生じるわけである。


自分もダーンタフを知って履き始めてから「破れない」魅力、「破れたら新品と交換出来る」利点、によってダーンタフの虜になったわけだけど、結局それがいつの間にか「虜」でなく「囚われっこ」になってしまってたわけで。

でも、ハッと気付くと、世の中にはダーンタフ以外にも多くの靴下があるわけで。それでもダーンタフを好きなら、魅力を考慮しつつも、その利点に囚われることなく、履き倒してくたくたになる頃に新しいダーンタフを買うのがいいんじゃないか。それでも十分過ぎるほどの対費用貢献度はある。

そもそもフツーの靴下でも上記のような理由で履かなくなることはよくあるし、デザインや履き心地や耐久性に惹かれて買うんであっても、いやだからこそ、どんな靴下でも結局はどこかしらで消耗品、という意味では一緒なのかと。

財布とか靴でもそうでしょ? 愛着があると思い込んで使ってはいたけど、いい加減傷んで来たんで新調した時に感じる、それまで使ってた財布や靴のボロさ加減! なんでこんなもんずっと使ってたんだ俺は!という手のひら返しの後悔。愛着は前進の妨げでもあるしね。

でも俺が履いてたダーンタフの場合は、「いつか穴が開く」という想定的目的があったんで、なんとなく使ってたわけでもないし、かと言って愛着があったのとも違うんだけどな…しかしその目論見もちっとも叶わず…


結局、ポッカリと穴が開いたのは、破れることを期待してボロ靴下を履き続けたのに果たせず「今まで一体何だったんだ?」と嘆く俺の心においてだけ、ということになる。ほんと、何だったんだろ?

いずれにしろ、長年履き古したダーンタフ達よ、さようなら…


  1. 2017/10/31(火) 18:08:57|
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